漢方薬の飲み方はめんどくさい?
漢方薬をいざ処方してもらって、飲み方の説明を読んでいるとなんだか面倒になってしまうことってありますよね。
食前、食間の空腹時に、はまだしも白湯で飲みなさい、とか煎じて飲む、とか飲み合わせがあるから
なになにと一緒には飲まないこと、とか色々注文が多かったりでげんなりしてしまうこともあります。
漢方薬のイメージは手軽でお守り的なものと捉えている方が多いのではないでしょうか。
パッと気が向いた時に流し込んでちょっと健康になったような気がする。
漢方薬はそんな、スーパーで売られているようなサプリメントではないことをよーく理解しておきましょう。
やっぱりきちんとした薬ですから、いくら面倒でも正しい飲み方をしていかなくては大変な副作用がでてしまうこともあります。
漢方薬の白湯での飲み方
漢方薬は白湯で飲まなくてはならない。そういう印象を硬く持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
白湯はポットなどで沸かしたお湯ではないです。
できればやかんでふたをとってグラグラと10分ほど煮立てて不純物を取り去ったものが最高なのです。
それをぬるく冷まして飲みやすくした状態が白湯です。
何故白湯がいいかと言いますと不純物がない事もありますが、吸収を助ける意味でもあります。
でもまぁこれは水でも良い訳です。むしろ具合が悪かったりして白湯のぬるさが気持ち悪かったり
においが鼻についてしまって飲みづらい場合は水で飲むほうが辛くなかったりもしますよね。
一番いいのは処方してもらった時に、この漢方薬の正しい飲み方はどういうものですか?と聞いてしまうことです。
オーソドックスに白湯に溶かしてまずくても我慢してくださいね。と言われる事もあれば
錠剤なのにガリガリ噛んでくださいと言われることもあります。
驚かれるのが、日本酒などで溶かして飲むと効果が高いというものもあります。
大体は白湯で飲んでくださいと言われることが多いですので、素直にお白湯での飲み方を覚えておけば大丈夫でしょう。
漢方薬は何故空腹時に飲むのか
漢方薬は食前や食間の空腹時に飲むものです。
胃に余分なものが入っていないので、吸収されやすくなります。
知っている方も非常に多いのではないでしょうか。
おもしろいエピソードとして食間というのを食事の最中と勘違いして、ごはんを食べる片手間に飲んでらっしゃる方もいるそうです。
これはめったにはいないと思いますが大間違いなので注意してくださいね。
飲むタイミングはおなかのすいているときですよ。
でも稀に、食事の後に飲んでくださいと言われるときもありますので、その場合は自己判断せずに守るようにしましょう。
何か理由があってのことですからね。
飲み忘れで後から気づいた場合は、その時点で飲んでも効果が最大に生かせないだけで大丈夫だったりもします。
正しい飲み方と言っても結構アバウトですよね。
煎じる漢方薬の飲み方
漢方薬の飲み方の中でもこれがとても面倒です。
面倒な分、効果がとても大きくて成分を最大に生かす方法ですから知っておいて損はないでしょう。
まず金属製でない、湯の中に容器の成分が溶けない土瓶などを用意して中に煎じる漢方薬を入れます。
そしてお水を加え、ふたをとってグラグラ半分程度になるまで煮詰めます。
茶漉しなどでキレイに漢方薬の残りガラをとって、完全にエキスだけの状態にしてから飲みやすい温度にさまして飲みます。
その日に作ったものはその日のうちに使い切りましょう。
こう書くと実に簡単ですが、めんどくさい理由は結構つきっきりでないといけないことですよね。
ふきこぼれないように火を調整したり、ちょっと沸かしている間にテレビを見ていたりするとカラッカラに蒸発していたり
結構「あーあ。」な事も多いです。
楽ちんなのは、電気で煎じるタイプの漢方煎じ器を購入して使用することではないでしょうか。
マイコン制御のものや、タイマー付きの煎じ器がありますからテレビを見ながらコタツの上でグラグラすることもできます。
長く煎じるタイプの漢方薬を使っていき、負担を感じている方は利用されてみてはどうでしょうか。
漢方薬の飲み方で1番大切なこと
漢方薬の実際の飲み方はちょっぴりアバウトでも大丈夫なことが理解できたと思います。
しかし、正しい飲み方というのは飲む方法自体を指しているのではないのです。
例えば漢方薬の飲み合わせというのは重大なことです。
薬剤師さんなどが、あわせて飲むように処方したものであればいいのですが、自分で市販の漢方薬を購入して複数を合わせて飲む場合
想像もつかないような大きな相互作用で大事故になる可能性もあります。
漢方薬は大体、なになにとなになにの成分を含むものは一緒に服用してはならない。とルールがあります。
これは絶対です。必ず守るようにしてください。誰の為でもなく自分の為です。
そして漢方薬というものは「証」をまず出してから処方されます。
証というのは、その人間のタイプとでもいいましょうか、違いとでもいいましょうか。
例えば証では虚弱体質と判断されているのに、パワフルな方に向けた漢方薬を使った場合は効果がないだけでなく
胃の調子が逆におかしくなったり、症状が逆に悪化したりと良いことは何一つありません。
市販の漢方薬をプロの方がおすすめしていないのはこういう理由からです。
漢方薬の正しい飲み方は、自分に合ったものを最大に生かせる形で服用することです。
くれぐれも勝手な思い込みなどで、自分流にミックスしたりはしないでくださいね。